※ネタバレなし!第1回映画紹介~Netflix編~「リチャード・ジュエル」こうして人々はメディアに操作されていく
こんにちは、といまるです。ただの田舎の大学生が、独自の視点で描く映画紹介。第1回目はNetflixで鑑賞のできる「リチャード・ジュエル」という作品
あらすじ
1996年、アトランタ・オリンピック開催中に爆破テロ事件が勃発。不審なバックを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって数多くの力で多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることでFBIから疑われ、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、この捜査に異を唱えるのだが…。
なんともまあ、胸糞からの感動が期待できそうなあらすじなんでしょう。。。
真実を知る観客にとっては、メディアに左右されていく人々に嫌気がさしていくでしょうね。。。
しかし少しマイナーなこの作品、かの「クリント・イーストウッド」が監督されているという映画なのです。
巨匠クリント・イーストウッドとは
クリント・イーストウッド氏は、2021年現在91歳という高齢ながら現役の俳優兼映画監督という超人です。名作中の名作「ダーティー・ハリー」においても主演を務め、皆さんとも馴染みの深い「硫黄島からの手紙」等では監督を務めている、いわば巨匠なのです。
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感想~メディアって。。。~
お恥ずかしながら、イーストウッド氏の作品ということを知らずに期待せずに鑑賞しました。。。結果的にとっても良い映画でした!!
先に言っておきますと、リチャードって全然イケメンでも優秀でも完璧でもないんです。むしろ冴えないキャラで変に真面目だから、周りから虐げられてるような、小学校で言う正義感の強いチクリ魔みたいな人。警察官に憧れすぎてでしゃばってしまうし、いろんなことが上手くいかない。
でもその愚直さから。。。みたいなとってもハートフルな作品に仕上がってます。設定から起承転結まで本当に完璧。本当に実話なの?って疑ってしまうレベルです。
メディアって本当に諸刃の剣で、いい意味でも悪い意味でも人々の考え方を統制できてしまいますよね。リチャードもそうですけど。これって今の感染症関連のことだってそう。
いろんなイメージを結びつけて、情報を曲げてしまうような偏向報道だったり人々を煽るようなことを言ってみたり、悪者を作ってみたりと。。。
イーストウッドの作品はこんな感じで、みんなにメッセージを組み込んで作品を創作してくれるんです。そこが好きなんだよなぁ。映画の良いところは、ただ楽しめるだけじゃなくて考えさせてくれることだって思います。素敵ですね。
Netflixで視聴できます
https://www.netflix.com/jp/title/81211846
ではまた。
*1:Filmarksより引用